今の時代、銀行にお金を預けてもなかなか増えませんよね。超低金利の影響で、預金の利息だけでは資産がなかなか増えないという方も多いのではないでしょうか。

そんな状況で注目されているのが「新NISA」。少額からでも税制優遇を受けながら投資を始められるため、資産運用のスタートとして考える人が増えてきています。

でも、株式投資が常にうまくいくのは難しいでしょう。

もちろん、リスクがある分、大きなリターンを得るチャンスもあるわけですが、慎重になってしまうものですよね。

新NISAを上手に活用するためには、メリットだけでなく、デメリットもしっかり理解しておくことが大事です。

特に、「老後の資産」を考え始めた方にとって、毎月5万円の積立投資がどれくらい資産を増やすのか、気になるところだと思います。

今回は、その「毎月5万円」を新NISAで積み立てた場合、15年後でどれくらい資産が増えるのかを、運用利回り別にシミュレーションしてみます。

1. 【2024年に改正】新NISAの制度をわかりやすく解説

2014年に、資産形成を後押しする制度として誕生したNISA(ニーサ)。2024年に制度が改良され、「新NISA」がスタートしました。

NISAの特徴として、「運用で得た利益が非課税になること」があげられます。

【写真全4枚中1枚目】新NISA「非課税」のしくみ、2枚目以降で、新NISAの特徴や、積立投資シミュレーション結果を見る!

新NISA「非課税」のしくみ

出所:金融庁「NISAを知る」

通常、資産運用で得た利益や配当金には、約20%の税金がかかります。

NISA枠を利用すればこれが非課税になるため、利益をそのまま受け取れるというメリットがあるのです。

次項にて、NISAの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。