3. 富裕層「どんなお金の使い方をしている?」
筆者は金融機関職員として富裕層のお客様の相談に乗ってきましたが、彼らには共通した「お金の使い方」があると感じています。
富裕層というと「豪快にお金を使う」というイメージがあるものですが、真逆の方もいました。
正確には「使うときは使うが、必要のないものには1円も使わない」というイメージです。
例えばラグジュアリーカードの調査では、下記のようなデータがあります。
マーケティングへの投資が目立つのは、富裕層のビジネスセンスと捉えられそうです。
【2022年と2023年のカード利用金額比較】
- 広告・マーケティング:405%
- セカンドハンドショップ:314%
- ゲーム、エンタメ、コミックなど:301%
- 百貨店:245%
- スポーツジム:260%
コロナ禍が明けたことでどの消費額があがったかに着目すると、ゲームやコミック、スポーツジムなどの娯楽にかけるお金も増えていることから、生活全般を充実させるための投資が重要視されていることがわかりますね。
さらに、2023年の利用金額が多かったカテゴリーを見ると、もっとも多いのはレストラン・飲食店となりました。
2位は「バー・ナイトクラブ」となり、外食がかなりの割合を占めていることがわかります。
これらには取引先との会食が含まれている可能性もあります。
富裕層はビジネス・プライベートともに、自分の生活を豊かにするための支出を惜しまないということが読み取れます。