2. 就業や失業に関するお金
まず、就業や失業の際に受け取れる給付金や手当金を紹介します。
2.1 失業給付(失業保険)
離職時に、再就職までの家計を支えるために支給される失業給付(失業保険)。
受給金額は原則として離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(賞与等は除く)の合計を180で割って算出した金額の、50~80%(60歳~64歳は45~80%)となります。賃金が低い人ほどこの割合が高くなります。
また、給付期間は90日〜360日で年齢等により異なります。失業給付をもらうには、ハローワークでの手続きが必要です。
離職証明書など必要書類を用意し、お住まいの地域を管轄するハローワークを訪れましょう。
2.2 職業訓練受講給付金
職業訓練受講給付金は、職業訓練を受けながら、月額10万円を支給してもらえる制度です。
訓練によって再就職に備えながら、金銭面のサポートも受けられます。
なお、職業訓練受講給付金を受給するには、下記の8つの条件を全て満たす必要があります。
- 本人の収入が月8万円以下(※1)
- 世帯全体の収入が月30万円以下(※1,2)
- 世帯全体の金融資産が300万円以下(※2)
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 全ての訓練実施日に出席している
- 世帯の中に給付金を受給して訓練を受けている人がいない(※2)
- 過去3年以内に、不正行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
- 過去6年以内に職業訓練受講給付金の支給を受けたことがない
※1)1または2を満たさない場合でも、本人収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下で3~8を満たす場合は、訓練施設への交通費を受給することが可能
※2)支給単位期間ごとに要件を満たしているか確認
ハローワークで求職申し込み・相談をしたうえで、訓練の受講申し込みの際に給付金も申し込みましょう。