シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は世界の情報革命をリードする企業群、ソフトバンクグループです。
ソフトバンクグループの平均年間給与はいくらか
ソフトバンクグループ(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は 1158.1万円と1100万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40.5歳となっており若干ですが40歳を上回っています。平均勤続年数は9.2年となっています。
ソフトバンクグループの従業員数は何人か
有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2018年3月31日時点で195名。単体で190人以上の従業員数がいます。
また、連結の従業員数は7万4952名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。
- 国内通信事業:1万8235名
- スプリント事業:2万8230名
- ヤフー事業:1万1463名
- 流通事業:7096名
- アーム事業:5767名:
- ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業:159名
- その他:3792名
- 全社(共通):210名
ソフトバンクグループは、2018年3月末時点では、「国内通信事業」「スプリント事業」「ヤフー事業」「流通事業」「アーム事業」「ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業」の6つで構成されています。
また、スプリントですが、Tモバイルとの合併により、統合後はソフトバンクの持分法適用関連会社となり、子会社ではなくなる見込みです。尚、ソフトバンクによる発表によれば、今回の合併のクロージングは2019年半ばまでに行われることが見込まれています。
ソフトバンクは、AI(人工知能)を「人類史上最大の革命」とし、またAIが「すべての産業が再定義される」としています。「シンギュラリティー」が21世紀中に到来することを見据え、独自の組織戦略である「群戦略」をどのように進めていくか注目です。
まとめにかえて
年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。
ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。
【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について
平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与は、同社正社員平均。
【ご参考】有価証券報告書とは
日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。
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LIMO編集部