3. 在職老齢年金の見直しが検討。将来的には年金カットなしで年金増額も?

本記事では、2022年から導入された「在職定時改定」について詳しく解説していきました。

年金を受給しながら、厚生年金に加入して老後も働き続ける場合、毎年10月に年金額が改定され、受け取れる年金が増額されます。

しかし、年金や就労で得た収入の合計額が50万円を超えてしまうと、年金が一部または全額カットされてしまうため、注意が必要です。

この「在職老齢年金制度」がシニアの就労意欲を低下させる要因となっているため、政府は現在見直しを検討しています。

在職老齢年金の減額基準が緩和されれば、在職定時改定の恩恵をより受けられるだけでなく、老後の収入確保もしやすくなるでしょう。

現時点では見直しの詳細は公表されていませんが、政府の具体的な施策に注目が集まっています。

参考資料

和田 直子