2. 宿根草の植え替えのタイミング
2.1 根が地上に見えている
とくに鉢植えでよく見かけますが、宿根草の根が地表に露出している場合は、植え替えのサイン。また、水やり後に水が土にしみこむスピードが遅くなっている場合も要注意です。根詰まりや土壌の劣化が進行している可能性があります。
2.2 生育が鈍化している
以前に比べて花が少なくなったり、生長が遅くなったりするのは、根詰まりや土壌の劣化が原因かもしれません。栽培場所の変更や土壌改良で根の発育を促進しましょう。
2.3 株間が過密になっている
苗が小さいうちは十分だった株間も、それぞれが大きく成長すると密集状態に。株同士が競い合うことによる蒸れや日照不足などで健康な成長が阻害され、病気や害虫のリスクも高まります。
3. 宿根草の植え替えのコツ
3.1 適切なタイミングを選ぶ
春咲き宿根草の植え替えは、植物の生長が落ち着いてきた秋がベストシーズン。気温が安定していて植物にかかるストレスが少なく、根が新しい環境にうまく適応できます。
3.2 深く大きく掘り起こす
株を掘り起こす際は、スコップを使って根を大きく包み込むように掘ります。その際、古い根や腐った根を取り除きましょう。
3.3 新しい土壌を用意する
植え替える場所に堆肥や有機肥料を混ぜ、土壌を改良することが大切。植え替え後の宿根草がしっかりと根を張り、健康に生長します。
3.4 植え替え後の水やり
植え替え直後はタップリと水を与え、根が定着するまでの間は適度な湿り気を保つように管理しましょう。