2.3 目標金額2000万円

次に、目標金額2000万円の場合を見ていきましょう。

この場合、想定利回り(年率)7%、積立期間11年1ヶ月で目標を達成することができる見込みです。

積立投資シミュレーション

積立投資シミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

想定利回り(年率)は7%です。この場合のポートフォリオは、株式の割合を約70%、残り30%を債券にし、リターンを大きく狙うかたちにするとよいでしょう。

さらに、株式および債券ともに、前述した理由から、外国の商品をより多く取り入れることをおすすめします。

このように、想定利回り(年率)7%を目指す場合は、株式と債券のバランスを調整し、ある程度のリスクを取りながらもしっかりとしたリターンを期待するとよいでしょう。

3. まとめ

投資を始めるにあたって、あらかじめ自身の投資金額や期間、目標リターンを決めておき、それに沿ったポートフォリオを組むことは、リスク管理という面においても非常に大切です。

今回紹介したように、目標金額から目指す年率を導き出し、それを達成できるようなポートフォリオを組むことによって、リスクを管理しながらも、目標に向けて十分なリターンを期待することが可能です。

そのため、新NISAで投資を始めようという方は、無闇に投資するのではなく、一度自身の目標リターンを考え、それに合ったポートフォリオを構築してみることをおすすめします。

参考資料

中島 翔