2. 目標金額&想定利回り別ポートフォリオ
投資を行うにあたっては、まず、「何のために投資をするのか」、またその「期間」や「金額」などをあらかじめ決めておくと、おのずと新NISAで投資すべき資産や積立金額、また目指すべき利回り、選ぶ銘柄などが見えてきます。
では、ここからは実際に、40歳から毎月「10万円」を10年間積立投資すると仮定して、その場合のポートフォリオを目標金額別に見ていきましょう。
2.1 目標金額1500万円・想定利回り3%
金融庁の「つみたてシミュレーター」によると、目標金額を1500万円に設定した場合、想定利回り(年率)3%、積立期間10年8ヶ月で目標を達成できる見込みです。
また、この場合のポートフォリオですが、想定利回り(年率)3%のため、比較的安定しており、且つじっくりと運用していくタイプの商品を選ぶとよいでしょう。
具体的には、債券を約70%、残る30%は、リターンが見込める株式を組み入れるとよいでしょう。
特に、先進国などの信頼のある国の発行する国債はリスクが低い傾向にあるため、こうした価格が安定している債券を多く組み入れてリスクを抑えた運用を行うことをおすすめします。