昨今の物価高は、年金生活者にとっても大きな打撃となっています。
年金受給額は人によって大きく異なるので、年金だけでは生活ができないという世帯も数多く存在するのです。
そこで国は、年金受給額が少ない世帯等を対象とし、「年金生活者支援給付金」を支給しています。
年金収入やその他の所得が少ない方を対象に支給される継続的な給付金で、2024年度から対象となる人は早くて12月支給分から上乗せされます。
しかし、なかには不該当となるケースもあるのです。どのようなものが想定されるのでしょうか。
本記事では「年金生活者支援給付金」について具体的に解説していきます。
また、老齢年金(厚生年金と国民年金)の受給額についても合わせてチェックしていきます。
1. 「年金生活者支援給付金」とは?わかりやすく解説
「年金生活者支援給付金」は2019年10月に始まった制度で、消費税の増税分が財源として充てられています。
1.1 年金生活者支援給付金の3つの種類
年金生活者支援給付金には、
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
以上の3種類があります。
それぞれの対象者について、次章でくわしく見ていきましょう。