2. 年金の天引きされる金額をシミュレーション
公的年金からは所得税・住民税・介護保険料・国民健康保険料(または後期高齢者医療保険料)の4種類が天引きされることがわかりました。では、具体的に年間でいくら引かれているのでしょうか。
参考までに、厚生年金保険料の平均受給額は令和4年度時点で月額14万4982円であり、年額だと約174万円の年金所得がある計算になります。
今回は、65歳(配偶者あり)、なおかつ年金受給額が年額174万円であるケースを事例として計算してみました。
まず、65歳以上の公的年金等控除額は110万円です。174万円 - 110万円 = 64万円から他の控除を差し引くことになります。