4. 株価上昇の恩恵を最大限受けるためにはどうすれば良い?
ここまでで「株価上昇」が富裕層の増加に影響していることについて触れてきました。
では実際に、富裕層がその恩恵をどのように受けることができるのでしょうか。
基本的に、株価上昇で利益を得るためには「株式投資」が重要な鍵となります。
株式投資には「株を直接購入する方法」と「投資信託を通じて間接的に購入する方法」があります。
たとえば、直接株を購入する場合、株価が上がれば利益が出る可能性がありますが、同時に資産が少なくなるリスクも伴います。
一方で、投資信託を利用すれば、いくつかの株式に分散投資でき、リスクをある程度軽減できますが、それでも市場の変動kら完全には逃れられません。
ここで大切になるのは、リターンにばかり注目して飛びつくのではなく、「リスクを十分理解すること」です。
たとえば、急激に株価が上がっているからといって、衝動的に購入するのは「リスクが高い行動」と言えるため、注意が必要です。
冷静にリスクを見極め、自分に合った投資方法を選ぶことが成功への鍵となるでしょう。
5. まとめにかえて
今回は、富裕層の中でも「純金融資産1億円以上」の世帯の割合を見てみました。
1億円以上の資産をもつ世帯は、全体の約3%という結果でした。
100世帯の中に3世帯も資産が1億円以上の世帯があると考えると、思ったよりも多いなと感じたのではないでしょうか。
今日明日でいきなり資産が1億円を超えることはほぼ不可能といって良いでしょう。また、コツコツお金を貯めたからといって必ずしも到達できるとも限りません。
実際に1億円もの資産を築くのは難しくても、そういった富裕層の方が日ごろから実践していることを参考にし、現状を変えることは可能でしょう。
行動や考え方が変わると、さまざまなところに影響がでます。まずはそういった身近なところから取り組んでみると、思わぬ良い結果に結びつくかもしれませんね。
参考資料
荻野 樹