3. お金のプロFPが見た「富裕層」の3つの共通点
ここからは私が元金融機関に勤務していた経験をもとに、富裕層に共通する3つのポイントをお話ししようと思います。
富裕層に共通する3つのポイントは以下のとおりです。
- 富裕層は慎重にものごとを考える
- 富裕層は頼れる専門家に相談して判断する
- 富裕層は常に成長を追求している
順に詳しく解説していきます。
3.1 富裕層は「慎重に物事を考える」
2024年から新NISAがスタートしましたが、「とりあえず米国株を買い続けている」という方も多いかもしれません。
しかし富裕層の場合は、資産管理に非常に慎重であり、投資先の選択においても多角的な視点からリスク分散を考慮します。
安定的な資産運用には、バランスの取れたポートフォリオ構築が不可欠です。
たとえば、株式だけでなく債券や不動産など、リスクを分散させた投資をしたり、投資期間の調整をしたりすることが大切です。
ご自身のポートフォリオを見直し、十分なリスク分散ができているか確認し、必要に応じて、資産配分の調整を検討することをおすすめします。
3.2 富裕層は「頼れる専門家に相談して判断する」
富裕層は、金融機関をはじめとする「様々な分野の専門家」に積極的に相談する傾向があります。
つまり、「その道のプロ」の助言を積極的に取り入れることが、効率的な資産形成の近道なのです。
専門家の意見を取り入れることで、より適切な判断を下せる可能性が高まるため、可能な範囲で専門家のアドバイスを求め、資産形成の質を向上させられると良いでしょう。
3.3 富裕層は「常に成長を追求している」
富裕層の方々は、「自己啓発」と「継続的学習」に対して、強い意欲があります。
読書以外にセミナーやワークショップにも頻繁に参加し、幅広い知識とスキルを習得しています。
さらに常に最新の情報やトレンドを追求し、時代の変化に適応する能力を磨いています。
このような「常に学び続ける姿勢」を持つことで、個人の成長だけでなく、キャリアや資産形成においても良い結果が期待できるでしょう。