2. ハーブを秋に植える〈5つのメリット〉

秋の乾燥した空気はハーブにとって理想の環境!

ハーブが植えられた鉢がたくさんある様子

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2.1 〈メリットその1〉涼しい気候で根が安定しやすい

ハーブは地中海沿岸地方を原産とするものが多く、一般的に日本のような高温多湿が苦手。秋は涼しく空気が乾燥するので、根がしっかりと土に根付くのに理想的な環境と言えます。

2.2 〈メリットその2〉害虫の被害が少ない

ハーブに発生しやすい害虫はアブラムシ・ナメクジ・ハダニなど。料理など暮らしの中で利用することが多いハーブは、できるだけ薬剤を使わず育てたいものです。

秋はこれらの害虫の活動も減少し、発生率が低下。これにより手間がかからず安心してハーブを育てられます。

2.3 〈メリットその3〉水やりの頻度が少なくて済む

秋は夏に比べて気温が低く蒸発も抑えられるため、頻繁に水やりしなくても大丈夫。忙しい人にとっても手間がかからず、手軽に育てられるのがうれしいポイントです。

2.4 〈メリットその4〉冬~春にかけての収穫が楽しめる

ハーブにはワンシーズン限りの一年草と、植えっぱなしで育つ多年草があります。常緑で耐寒性の強い多年草を植えれば、ほかの植物が枯れる寒い冬も、葉を収穫することが可能です。

2.5 〈メリットその5〉春に向けて準備ができる

多年草のハーブを秋に植えると、落葉性の品種でも根は地中に残ります。ひと冬超すことで株が充実し、暖かい春を迎えると一気に芽吹くでしょう。寒くなりすぎないうちに植え付けるのがコツです。

大きくなったハーブはさらに丈夫でたくましく育ち、春の花壇を美しく彩ってくれます。