3. 富裕層から学べるお金の使い方
富裕層が実施している資産運用から、お金の使い方について以下の部分を学ぶことができます。
- 複数の資産に分散して運用している
- 冷静で客観的な分析をする
それぞれのポイントについて確認しましょう。
3.1 複数の資産に分散して運用している
複数の資産に分散して運用するやり方は、富裕層をはじめ投資をする人にとっては重要な考え方です。
投資する資産や地域などを分けることで、投資で生じるリスクを分散できる効果があります。
投資で一定の成果を出すためには、分散投資が重要といえます。
3.2 冷静で客観的な分析をする
冷静で客観的な分析をする点も重要なポイントです。
2024年8月に入り、東京株式市場は乱高下しました。8月5日の日経平均株価は終値ベースで前日比4400円超下落しましたが、翌日は急反発して終値ベースで前日比3200円超上昇しました。
歴史的な値下げと値上げを繰り返した状況のなか、投資家は市場を冷静に分析するマインドが重要です。
先行きの不透明な状況の中で、安易に資産を売却するような投資行動は避けましょう。
また、株価がなぜ急変しているのか情報を集め、市場は今後どのように推移するのか自分なりに分析することも大切です。
収集した情報をもとに、静観か運用額を増やすのか検討してください。
4. まとめにかえて
2013年以降、日本の富裕層は増え続けています。
お金や時間を使うマインドについて、富裕層から学べるものは数多くあるでしょう。
今後の経済動向に注意しつつ、より多くのお金が使えるようにしたいですね。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」
- 日本銀行「資金循環統計(速報)(2024年第2四半期)」
- 金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」
川辺 拓也