2.2 【ステージ別】知識・スキルの課題を感じる場面
知識・スキルの課題を感じる場面をステージ別に見ると、各ステージ共通して「上司や会社から求められる立場・役割を果たすとき」が最も多くなっています。
新任管理職は、「上司や会社から求められる立場・役割を果たすとき」の49.1%に次いで、「管理職として判断が求められるとき」が46.4%と高い割合を示しています。
ベテラン管理職は、「上司や会社から求められる立場・役割を果たすとき」が43.1%、「管理職として判断が求められるとき」が32.8%、「新たな領域の業務に挑戦するとき」が31.9%です。
幹部候補は、「上司や会社から求められる立場・役割を果たすとき」の43.9%に次いで、「新たな領域の業務に挑戦するとき」が40.9%となっています。
このように、管理職と言ってもステージごとに悩みや課題は異なることがわかります。
3. まとめにかえて
一般的には昇進するにつれて給料が増えていく傾向にありますが、企業によっては業務量や責任の増加に対して給料の増加が見合わないこともあり、「割に合わない」と感じるケースもしばしばあるでしょう。
また、管理職になると部下の育成や部下とのコミュニケーションなど、普段の業務に加えて様々な悩みや課題を抱える傾向にあります。
こういった管理職の悩みや課題を解決するためには、本人の自助努力だけではなく、企業側のサポートも求められています。
参考資料
加藤 聖人