賃貸と持ち家、どちらがメリットが大きいのかは、老後生活を考えるうえでたびたび話題となります。

総務省統計局「令和2年国勢調査」によると、「持ち家」は3372万9千世帯(住宅に住む一般世帯の61.4%)と最も多い結果となりました。

次いで「民営の借家」が1633万1千世帯(29.7%)、都道府県営住宅や市町村営住宅の「公営の借家」が 190万2千世帯(3.5%)、社宅や公務員宿舎などの「給与住宅」が 155万2千世帯(2.8%)、「都市再生機構・公社の借家」が74万7千世帯(1.4%)となっています。

2015年と比べると「持ち家」の割合は62.3%から61.4%に低下しており、持ち家に住む人がやや減少しています。

「持ち家」とは注文住宅や建売住宅、分譲マンション等の自分で所有している家のことをいい、「借家」とはオーナーに家賃を支払って借りている賃貸住宅のことを指します。

国内では、「今は賃貸住宅に住んでいてもいつかはマイホームを購入したい」と考えている方が多く、持ち家は大きな資産になるとみられていますが、実はメリットばかりではありません。

そこで本記事ではそれぞれのメリットとデメリットを紹介すると共に、老後も安心して住み続ける場合にはどちらが適しているのかを考えてみたいと思います。