1. 持ち家のメリットとデメリット
持ち家の主なメリットとデメリットには次のようなものがあります。
1.1 持ち家のメリット
- 住宅ローンを完済すれば住宅が資産として残る
住宅が自分の資産になるのでステイタスになるばかりでなく、将来お金が必要になった時に売却できたり、金融機関から融資を受ける際の担保にしたりすることができます。
- 老後の負担が軽減する
毎月家賃を支払い続ける必要がないので老後も住む場所に困ることなく、安心して生活することができます。
- 自由にリフォームすることができる
持ち家は法律を遵守すれば自由にリフォームすることができるので、ライフスタイルや家族構成の変化にも柔軟に対応することができ、住み慣れた家に長く住み続けることができます。
1.2 持ち家のデメリット
- 初期費用がかかる
物件購入のための頭金に加えて住宅ローン費用や不動産取得税、登記手数料、物件仲介手数料などの諸費用が必要になります。
- 簡単に住み替えることができない
住宅ローンが残っている場合には売却しても債務が残ってしまうので、一度持ち家を購入すると転勤や家に不満が出てきたときでも簡単に住み替えることができません。
- メンテナンスに費用がかかる
家には外壁の塗り替えや住宅設備の交換などの定期的なメンテナンスが不可欠ですが、持ち家の場合にはこれらの費用は全て自己負担となります。
- 固定資産税などの税金がかかる
持ち家を購入すると毎年固定資産税や都市計画税などの税金を支払う必要があります。