老齢年金【国民年金・厚生年金】令和シニアは「公的年金」をいくらもらえているのか《年金一覧表》リタイアまでに知っておきたい「年金を増やす方法」

1. 【老齢年金】令和シニアは「国民年金」をいくらもらえているのか《平均と個人差》

1階部分の「国民年金」は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する年金のベース部分。「基礎年金」とも呼ばれます。2階部分の「厚生年金」は、会社員や公務員が、国民年金に上乗せして加入します。

老後は、国民年金のみに加入していた人は「国民年金（老齢基礎年金）」を受け取ります。厚生年金加入期間がある人は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の併給です。

次で、国民年金と厚生年金の受給額事情を見比べていきましょう。それぞれの平均月額だけではなく、受給額の個人差・男女差にも着目してみてください。

【年金一覧表】国民年金の受給額ごとの受給権者数（1万円刻み）

〈全体〉平均年金月額：5万6316円

国民年金の平均年金月額は、男女全体、男女別いずれも5万円台、ボリュームゾーンは「6万円以上～7万円未満」です。

ちなみに2024年度の国民年金の満額（※）は6万8000円。多くの人が満額に近い金額を受け取れていることが分かります。

次では厚生年金についても見ていきましょう。

※国民年金の満額：40年間（480カ月）の全期間、年金保険料を納付した場合、老後に受給できる年金額。未納期間に応じて満額から差し引かれるしくみです。