1. いまどきシニア【2024年度の年金額例】10月15日にいくら受け取れる?
2024年の公的年金は、2年連続のプラス改定に。前年より2.7パーセントの増額となりました。
1.1 2024年度の年金額例
- 国民年金:満額で6万8000円(1人あたり)
- 厚生年金:一般的な夫婦合計で23万483円
厚生年金の年金額は、”平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」”という条件のもとで計算されています。
「標準的な収入のある夫+専業主婦の妻」という組み合わせが40年間続いた世帯ということですね。共働き世帯が増える令和の現役世代が考える標準的な夫婦の姿とはやや乖離しているかもしれません。
現役時代の働き方や収入により、老後に受け取る年金水準には個人差が出ます。次では今のシニア世代が実際に受け取っている年金額を見ていきましょう。