2. 10月支給分から「年金の手取り」が変わった人も
年金から天引きされるお金は個人によって異なりますが、基本的には一定です。にもかかわらず、10月支給分から年金の手取り金額が変わったという人もいます。
年度の途中で年金の手取りが変わる理由のひとつは、年金から特別徴収される税や保険料の金額が、多くの場合10月を境にして切り替わるからです。
例えば、介護保険料の金額が7月に確定するという自治体が多いです。この場合、4月から8月までの年金からは新たな金額での天引きが難しいですよね。
そのため、この期間は「仮徴収」として「前年度までと同額」が天引きされることになります。10月から改めて「本徴収」として、7月に確定した新たな金額で天引きが行われるということです。
介護保険料だけでなく、健康保険料も同様に年度途中で天引きされる金額が変わります。また、2024年度は定額減税が実施されているため、この影響で手取り額が変わったというケースもあるでしょう。