2024年1月からのNISAは、資産形成が行いやすくなるように、非課税保有期間が無期限となったり、年間投資枠が拡大したりするなど制度が新しくなりました。

そのため新NISA制度がスタートしたことをきっかけに、「資産運用をはじめた」という方も多いのではないでしょうか。

なかには、将来の「富裕層」を目指して資産運用をはじめた方もいるでしょう。

近年は、資産運用を行っている方が増加傾向にあり、投資や投機によって資産が1億円を超えた「億り人」という言葉を耳にすることもあります。

実際「純金融資産1億円以上」の方は、日本にどれくらいいるのでしょうか。

今回は「純金融資産1億円以上」の資産家が日本に何パーセントいるのか確認していきます。

併せて、筆者が実際に見てきた「ホンモノのセレブ」の共通点を3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 【富裕層】「純金融資産1億円以上」の人は日本に何パーセントいる?

【写真1枚目/全3枚】日本での富裕層の世帯数。以降の写真で富裕層の増加傾向をご紹介

【写真1枚目/全3枚】日本での富裕層の世帯数。以降の写真で富裕層の増加傾向を紹介

出所:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」

野村総合研究所の報告によると、「純金融資産1億円以上の富裕層」は日本に148万5000世帯存在していることがわかりました。

全世帯の約2%となる「純金融資産1億円以上の富裕層」を細かく分類すると、以下のようになります。

  • 超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円
  • 富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円
  • 準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円
  • アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円
  • マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円

なお、富裕層は2005年以来、62万世帯も増加している状況です。

富裕層が増加した要因について、次章でわかりやすく解説します。