4. まとめにかえて
今回は、将来受け取れる年金がひと月20万円をクリアする人は、《現役時代の稼ぎ》となる平均月収はいくらだったのかについて確認してきました。
国民年金は全員一律となる保険料の納付済月数で受給額が決定するため、ひと月20万円をクリアすることはできません。
一方、厚生年金は年金加入期間や年収が年金額に影響するため、ひと月20万円をクリアする人もいます。しかし、現役時代の働き方や年収は人によって異なるものです。よって、将来受け取れる年金額も人によって異なります。
将来に向けた資産形成として投資に興味を持つ人が増えていますが、投資はリターンが期待できるだけでなくリスクも伴います。
投資先の特徴や、リスクとリターンのバランスなどを理解したうえではじめることが大切です。
また、投資は時間を味方につけて長期間行うことで、リスク低減が期待できます。
老後の生活は、65歳から平均寿命までを見積もっても25年ほどあります。
そのため、少しずつでも将来に向けて資金を準備していけるとよいですね。
参考資料
足立 祐一
執筆者
一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位・2019年3位・2020年1位・2021年2位と安定して好成績をおさめた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。
監修者
株式会社モニクルリサーチ
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元証券会社社員
1985年生まれ。福岡県出身。筑紫女学園短期大学英文科(現・筑紫女学園大学)を卒業後、2005年に日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)に入社。ファイナンシャルアドバイザーとして、主に富裕層の個人顧客や法人に向けて、株式や債券、投資信託、保険商品などライフプランに寄り添った資産運用を提案する業務に従事した。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は、株式会社モニクルリサーチのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」では、人事院、内閣府(金融庁、消費者庁、こども家庭庁)、デジタル庁、総務省、法務省、財務省(国税庁)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省(林野庁)、経済産業省(中小企業庁)、国土交通省、環境省といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。(2024年8月22日更新)