2. 住宅ローンに関わる諸費用にはどのようなものがある?
物件の購入費用は自己資金(頭金)と住宅ローンの借入金で賄いますが、物件価格以外にかかる諸費用は現金での支払いが必要になることがほとんどです。
そのため、頭金以外にも諸費用分の資金を用意する必要があります。
住宅ローンの諸費用には、次のようなものがあります。
2.1 ローン手数料
金融機関の融資事務手続きに対する手数料で「事務手数料」「融資手数料」などとも呼ばれ、ローンを組んで金融機関から融資を受けるために欠かせない費用になります。
借入金額に対して一定の割合で手数料を支払う「定率型」とあらかじめ決められた金額を支払う「定額型」があり、金額は金融機関によって異なります。
定率型では借入金額の2.2%(税込)ほどで設定している金融機関が多く、定額型では3~5万円ほどで設定されていることが多いようです。
2.2 ローン保証料
万が一住宅ローンの契約者がローンの返済をできなくなると、金融機関は貸したお金を回収できなくなってしまいます。
そうならないようにするために、住宅ローンを組む際に保証会社に保証人となってもらうための費用がローン保証料です。
これを行なっておくことで万が一住宅ローンの返済が滞った場合には、保証会社がローン契約者に代わって金融機関に住宅ローンの残債を支払います。
保証料は融資を受ける際に一括で支払う方法と金利に上乗せして支払う方法があります。
また保証料の金額は借入額や借入期間によって異なりますが、概ね20万円から100万円(返済期間35年で借入金額が5000万円の場合)程度かかると見込んでおくと良いでしょう。