2. 2023年度「厚生年金・国民年金」は増額改定

2023年度の公的年金は、3年ぶりに以下のとおり引き上げとなりました。

令和5年度の年金額の例(67歳以下の場合)

令和5年度の年金額の例(67歳以下の場合)

出所:日本年金機構「令和5年4月分からの年金額等について」

2.1 【2023年度の年金額の例(67歳以下の場合)】

  • 国民年金:6万6520円(2022年度:6万4816円)
  • 厚生年金:22万4482円(2022年度:21万9593円)※モデル夫婦の場合

※モデル夫婦:夫は年収526万円で40年間就業・妻は専業主婦

厚生年金22万4482円は、夫婦2人分の年金額です。2人分の国民年金(老齢基礎年金)と夫の厚生年金を合算したものとなります。

先述したとおり、国民年金は保険料の納付状況、厚生年金は納付した保険料(年収により決定)と加入期間により年金額が決定するため、上記は参考程度に見ておきましょう。