2. 個人投資家向けにソフトバンクが導入する新たな2つの施策

新たな施策は主に2点です。

  • 2024年10月1日より株式の分割
  • 1年保有でPayPayポイント1000円分の付与

このことにより、1単元(約2万円)を保有した際の実質利回りは9.3%となります。

ソフトバンク株を保有した際、配当と株主優待を合算した実質利回りは9.3%となる

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出所:ソフトバンク株式会社提供

2.1 若年層獲得のため株主分割を決定した理由

若年層獲得のために株式分割を決定した背景には、若年層の貯蓄実態が影響しています。

全体の投資額分布では10万円以下や20万円以下がボリュームゾーンとなっていますが、若年層では平均貯蓄額が3.7万円という調査結果があります。

この金額内に抑えることで、若年層の取り組みを図る狙いがあるようです。

投資単位の分布で見ると20万円の投資は一般的でも、若年層にとってはハードルが高い

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出所:ソフトバンク株式会社提供


ソフトバンク株は9月18日時点で1単元(100株)が約20万円(18日終値は1964円)です。分割前の株価だと5か月分以上の貯金が必要でしたが、1か月分の貯金から株の保有が可能となる計算です。

株式分割により小口投資が可能となることで貯蓄額の少ない若年層も投資しやすくなる

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出所:ソフトバンク株式会社提供