2. 【スマホ依存】子どもへの悪影響は多岐にわたる
手持ちのアイテムでゲームもできてテレビのように動画視聴できるということは便利であり楽しいことです。これは子どもだけでなく大人も同じ感覚でしょう。
けれど、スマートフォンは自分から断ち切るというのが非常に難しい、魔力に満ちたアイテムという一面もあります。
スマートフォンの所有者の低年齢化がすすむにつれ、アプリゲームの課金やメッセージアプリでのいじめ問題、勝手に写真や動画を撮影されて無断で投稿されるというプライバシー侵害と適切に使いこなせない子どもの問題行動がクローズアップされるようになりました。
急速に浸透したことや、親自身も安心安全に使うにはどうすれば良いのか手探り状態ということもあり、対策が後手後手になりがちです。
スマートフォンを長時間使用してしまう、つまり手放せなく依存状態になると以下のことが起きます。
2.1 子どもに見られるスマホ依存の症状
- 睡眠時間の減少
- 学習時間の減少
- 朝起きれなくなる
- 授業中に居眠りをする
- 学校を休みがちになる
- トラブルが発生しやすい
日常生活が乱れてしまえば、学校生活を送ることも難しくなります。スマートフォンの使い方を根本的に見直さない限りこの状況から抜け出すことはできません。
また、同「モバイル社会白書2023」の調査によると、就寝前にスマートフォンを利用している10代は、男女共に約8割と、非常に高い比率になっています。
また、長時間使用していると、何かしらのアプリで課金をする可能性も高まります。それ以外にもSNS投稿や動画投稿で見ず知らずの人とつながり連絡を取り合うなどして、犯罪に巻き込まれることも考えられます。