3. 【スマホ依存】家族や専門家の意見を取り入れて具体的な対策を考える
スマートフォンの依存問題を解決するのは簡単なことではなく、取り上げたり壊したからそれで済む話ではありません。
問答無用で子どもから奪い取ってしまうと親子喧嘩のタネになり、家庭内に不穏な空気が漂います。まずは冷静かつ建設的な対応を取ることをおすすめします。
最初は親子での話し合いになると思いますが、その際は事前に決めている家庭内のルールを親子で確認し合い、ペアレンタルコントロールの見直しや「最近の使い方でルール違反になっていること」「ルール違反をしないためにどうすればいいか」と具体的な解決策を考えてください。
例えば、使用時間が長くなっている場合、いきなり短くすると子どももストレスを感じるようになります。
ペアレンタルコントロールでアプリなどの使用時間を設定し、「今週は使用時間を10分減らそう」「来週はさらに1日の使用時間を10分程度減らそう」と段階的にスマートフォンを使う時間を少しずつ減らしていくと、子どもの「もっと使いたい」という欲望を上手にコントロールしやすいです。
目標をクリアしたら「頑張ったね!」などと褒めて達成感を感じる言葉をかけて、スマートフォンと距離を置けるようゆっくり時間をかけて状況を改善していきましょう。
しかし、依存状態が深刻で子どももスマートフォンがないと生きていけないような状況になっている場合は、家庭で話し合いをするより、できれば、専門医の診療を受けたり専門家に相談をして解決策を考えるのが無難です。
「そのうち子どもが立ち直る」と解決を先延ばししていると、子どもの状況はさらに悪化することも考えられます。
待ちの姿勢でいても改善しないものはしません。親が子どもの様子に異変を感じたらすぐに行動に移すようにしましょう。