2.2 厚生年金の月額受給額

厚生年金保険(第1号)に関しては、2022年度末における老齢給付の受給者の平均年金月額は、併給する老齢基礎年金の額を含めて、老齢年金が約14万5000円、通算老齢年金・25年未満が約6万4000円と報告されています。

また、2022年度末の厚生年金保険(第1号)受給者の年金総額は25兆3087億円となっており、前年度末と比較して1909億円減少しているということです。

無論、厚生年金の平均月額は国民年金よりは高いものの、やはり他の資産が何もなく、年金だけで生活していくには心許ない額であると言えるでしょう。

そのため、こうした現状を鑑みても、老後の懸念を少しでも払拭するべく、今から計画的に老後資金を準備しておくことが大切です。