2024年度、新たに「年金生活者支援給付金」の対象となる方へ、9月2日から順次「請求書」が郵送されています。
なお、2024年度の給付金額は前年度比3.2%の増額となり、物価上昇を反映した支援が行われていることがわかります。
年金生活支援給付金とは、低所得の年金受給者に対し、生活費の一部を補助する目的の給付金制度。年金受給世帯にとっては大きな助けとなります。
今回は、年金生活者支援給付金のうち「老齢年金生活者支援給付金」について、対象者や給付金額の目安について確認をしていきましょう。
また、現シニア世代が受け取っている年金額についても確認していきます。
1. 老齢年金【年金生活者支援給付金】対象者や申請方法は?
まずは、老齢年金年金生活者支援給付金について対象者を確認しましょう。
1.1 老齢年金生活者支援給付金の対象者
下記3つの要件を満たす方が、老齢年金生活者支援給付金の対象となります。
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者
- 同一世帯の全員が市町村民税非課税
- 前年の公的年金等の収入金額※1とその他の所得との合計額が87万8900円以下※2
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 77万8900円超87万8900円以下は「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給
では、給付額はどのくらいか。次章で、2024年度の給付額の目安を見ていきましょう。