過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2023年9月9日) |
夏も終わりを迎え、秋が訪れようとしている9月。夏が好きな方にとっては少しずつ寂しい気持ちになってきたのではないでしょうか。
秋、そして冬になれば、「暖房費」や「灯油代」などがかかり、今まで以上に家計を圧迫する可能性がある季節でもあります。
普段、生活を送る上では「お金」が当然必要になっていきます。気温が低い季節、高い季節はどうしてもお金がかかってきますが、生きていく上では仕方がないことでもあるでしょう。
そんなお金について今一度考えておきたいテーマが「年金」について。
現在、年金を受給している人はご存知かもしれませんが、年金は偶数月に受給することができます。
そして実は、8月支給と10月支給では年金の「手取り額」が変わってしまう謎についても触れていきたいと思います。
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1. 年金支給額と手取り額は違う!天引きされるお金とは
年金には国民年金と厚生年金がありますが、どちらも額面がまるごと受け取れるわけではありません。
現役世代の給与からいろいろなお金が天引きされるように、高齢者の年金からも天引きされるのです。
天引きされるお金は次の4種類です。
- 個人住民税
- 所得税および復興特別所得税
- 介護保険料
- 健康保険料(国民健康保険や後期高齢者医療制度)
最大で4つのお金が年金から天引きされるため、額面と振込額は一致しないことが一般的です。
ただし、年金から天引きされるには「年金年額が18万円以上」などの条件があるため、必ずしも天引きされるわけではありません。
天引きされるお金のうち、住民税や介護保険、健康保険などは、10月に本決定されることが一般的です(自治体によって時期は異なります)。
そのため、8月までの手取りと10月からの手取りでは金額が異なる人もいるのです。くわしく見ていきましょう。