3. 特例(2)満期前の定期預金を解約できる

災害時の特例措置では、普通預金だけでなく満期を迎える前の定期預金の中途解約にも対応しています。

一般的に、定期預金は中途解約が原則不可とされていますが、被災時は当面の生活費や自宅の修繕などでまとまったお金が必要となることもあるでしょう。

この場合、銀行の窓口で手続きを行うことで、中途解約に応じてもらうことが可能です。

先ほどのケースと同様に、「定期預金証書を紛失してしまった」といった場合も柔軟に対応してもらえる可能性があるので、まずは窓口へ相談してみることがおすすめです。

4. 特例(3)被災で汚れた紙幣を引き換えてもらえる

被災状況によっては、「自宅で保管していた紙幣が汚れてしまった」というケースも多く見られます。

泥がついたり、水で濡れたりした紙幣を見ると、「もうお金として使えないかもしれない」と不安になるかもしれません。

しかし、被災によって汚れた紙幣は、銀行窓口で交換してもらうことができます。

もちろん、紙幣だけでなく硬貨についても引き換えてもらえますので、お金が損傷してしまった場合でも慌てずに銀行窓口に持参してみましょう。