記録的な大雨や暴風をもたらした台風10号。ゆっくりとしたスピードで縦断したことから、全国各地に深刻な被害を与えました。
こうした災害時に知っておきたいのが、銀行で受けられる特例についてです。
台風や地震などの大きな災害が発生した際、銀行では被災者に対してきめ細やかな対応を行うためにいくつかの特例措置が取られます。
この記事では、元銀行員の筆者が災害時における銀行での特例措置について解説します。
1. 災害救助法が適用された地域には特例対応が取られる
台風や津波、地震など大きな災害が発生し、一定の被害が想定される場合は「災害救助法」が適用されます。
災害時は、住居や食事、医療などさまざまな場面で困難が発生しますが、金銭的な悩みを抱える被災者も少なくありません。
そこで、銀行では災害救助法が適用されると、いくつかの特例措置が実施されます。
具体的にどのような特例が受けられるのか、くわしく紹介していきましょう。