ご家族の介護は精神的にも体力的にも厳しいものです。
現役の方が、働きながらご家族の介護が必要な状態になると介護のための時間を捻出するのが大変なほか、休業期間の経済的問題も出てくるでしょう。
そうしたときに利用したいのが、介護休業や介護休業給付金です。
本記事では概要や支給額、手続きの流れをご紹介すると共に、介護休業給付金を申請する際の注意点についても解説します。
1. 介護休業制度とは
介護休業は要介護状態になったご家族を介護するための休業のことです。
介護休業制度を活用することで、要介護状態にある家族1人につき通算93日まで3回を上限として分割して休業できます。
また、介護休業以外にも以下のような制度が用意されています。
- 通院の付き添い、介護サービスに必要な手続きなどを行うための介護休暇
- 所定労働時間短縮等の措置
- 時間外労働・深夜業の制限
- 一定の条件を満たすことで受けられる介護休業給付金
以下で、特に介護休業給付金について詳しく見ていきましょう。