6.4 厚生年金・平均月額と個人差|全年齢
- 〈全体〉平均年金月額:「14万3973円」
- 〈男性〉平均年金月額:「16万3875円」
- 〈女性〉平均年金月額:「10万4878円」
※国民年金部分を含みます
【厚生年金(老齢基礎年金)の個人差】
- 1万円未満:6万1358人
- 1万円以上~2万円未満:1万5728人
- 2万円以上~3万円未満:5万4921人
- 3万円以上~4万円未満:9万5172人
- 4万円以上~5万円未満:10万2402人
- 5万円以上~6万円未満:15万2773人
- 6万円以上~7万円未満:41万1749人
- 7万円以上~8万円未満:68万7473人
- 8万円以上~9万円未満:92万8511人
- 9万円以上~10万円未満:112万3972人
- 10万円以上~11万円未満:112万7493人
- 11万円以上~12万円未満:103万4254人
- 12万円以上~13万円未満:94万5662人
- 13万円以上~14万円未満:92万5503人
- 14万円以上~15万円未満:95万3156人
- 15万円以上~16万円未満:99万4044人
- 16万円以上~17万円未満:104万730人
- 17万円以上~18万円未満:105万8410人
- 18万円以上~19万円未満:101万554人
- 19万円以上~20万円未満:90万9998人
- 20万円以上~21万円未満:75万9086人
- 21万円以上~22万円未満:56万9206人
- 22万円以上~23万円未満:38万3582人
- 23万円以上~24万円未満:25万3529人
- 24万円以上~25万円未満:16万6281人
- 25万円以上~26万円未満:10万2291人
- 26万円以上~27万円未満:5万9766人
- 27万円以上~28万円未満:3万3463人
- 28万円以上~29万円未満:1万5793人
- 29万円以上~30万円未満:7351人
- 30万円以上~:1万2490人
厚生年金の受給額は、月額1万円〜30万円の範囲内で個人差があります。
なぜなら、現役時代の年収や働き方などが「厚生年金(国民年金含む)の受給額」に大きく影響するからです。
7. まとめにかえて
本記事では、国民年金と厚生年金の平均月額を確認してきました。
公的年金制度は、国民年金と厚生年金の「2階建て構造」になっています。
現役時代の働き方や年収、年金保険料の納入期間などに応じて、老後に受け取れる年金額が変わってきます。
厚生労働省の調査によると、公的年金や恩給のみの収入で老後の生活ができる世帯はわずか41.7%しかありません。
高齢者世帯の58.3%は「年金だけで生活できない」状況で、約6割の高齢者世帯が「年金以外の収入で生活費を補っている」のが現状です。
年金だけに頼って生活するのが難しい傾向にあるため、年金の見込み額を確認したうえで、将来や老後に備えて準備を進めていけるとよいですね。
参考資料
- 内閣府「生活設計と年金に関する世論調査(令和5年11月調査)」
- 厚生労働省「令和5年簡易生命表の概要」
- 出所:厚生労働省「令和5年「高年齢者雇用状況等報告」の集計結果」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
安達 さやか