住民税非課税世帯「10万円」給付の対象とは？年金生活者支援給付金の条件や金額はいくらか 【一覧表】住民税非課税世帯の年代別割合もチェック

2. 過去に高齢者向け「3万円」の給付も

コロナ禍の給付金の前にも、いろんな給付金が高齢者向けに支給されていました。

たとえば、2016年には「年金生活者等支援臨時福祉給付金」という名前で3万円が高齢者に支給されました。

2.1 平成27年度簡素な給付措置（臨時福祉給付金）とは

2016年当時、消費税の増税で負担が増えた人をサポートするために、低所得者向けに「簡素な給付措置（臨時福祉給付金）」という制度がスタートしました。

この給付金の対象は、主に住民税が非課税の人を対象にしたものです。ちなみに、生活保護を受けている人や、課税されている人の扶養に入っている人は対象外でした。

通常は1人あたり6000円が支給されましたが、65歳以上の方には特別に3万円が支給されました。

つまり、65歳以上の住民税非課税世帯が該当したことになります。

年金でどれくらいの収入の人が該当したかというと、単身世帯なら年収155万円、夫婦世帯なら211万円あたりが目安とされています（東京都23区の場合）。

そして、2019年からは低所得の年金生活者をサポートする「年金生活者支援給付金」という制度も始まっています。