シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は日本を代表する金融・証券グループの野村ホールディングスです。

野村ホールディングスの平均年間給与はいくらか

野村ホールディングス(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は1455.2万円と1400万円を超えています。ただし、このデータは注意が必要です。今回は提出会社がホールディング会社ということで従業員すべてが含まれているわけではありません。

ちなみに提出会社の従業員数は132名です。従業員の平均年齢は42歳5か月となっており40歳を若干上回っています。平均勤続年数は4.0年となっています。先の132名のほかに、野村證券との兼務者も351名います。

野村ホールディングスの連結の従業員数は何人か

野村ホールディングスの連結の従業員数は2万8048名です。事業セグメント別の従業員数は以下の通りです。

  • 営業部門:9527名
  • アセット・マネジメント部門:858名
  • ホールセール部門:1590名
  • その他:3799名

また、海外子会社の従業員数は1万2229名ということで、従業員の半分近くが海外子会社の従業員ということになります。主にホールセール部門に所属しているとのことです。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人員です。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています。」とされています。

LIMO編集部