2. コスモスの魅力

【写真2枚目/全9枚】可憐な花を咲かせるコスモスの魅力

夕焼けとピンクのコスモスの花々

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2.1 秋を感じさせる花

秋を象徴する花として昔から親しまれ、季節の移り変わりを感じさせる存在。繊細な葉や愛らしい花が澄んだ青空によく映え、穏やかな秋の風情を漂わせます。

2.2 育てやすさ

清楚な見た目とはうらはらに、ほとんど手をかけなくてもスクスク育つ強健さが魅力。野生のようなたくましさがあり、初心者や忙しい方にもピッタリです。

2.3 花期の長さ

コスモスは種まきの時期にもよりますが、初夏~晩秋まで長期間にわたり、盛んに返り咲きしながら開花します。また一度植えれば次の年も自然にこぼれ種で芽を出すのも嬉しいところです。

3. コスモスの育て方

【写真3枚目/全9枚】コスモスを育てる際に注意したいこととは?

ピンクのコスモスの花々と水やりをする人。

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3.1 栽培環境

コスモスは日当たりのよい場所を好みます。多湿を嫌うので風通しがよく、水はけのよい土壌に植えましょう。

3.2 種まきの時期と方法

種まきの時期は4〜9月。背丈をあまり高くしたくない場合は、7月以降に種まきするのがオススメです。

移植を嫌うので、花壇や鉢に直まきしましょう。1ヵ所に3~4粒まいて薄く土をかぶせます。本葉が3~4枚になったら間引きしましょう。

種からじっくり育てる楽しみのほか、手軽に育てたい方には秋に出回る花苗もオススメです。

3.3 水やり

コスモスは乾燥ぎみの環境でも元気に育ちます。過度な水やりは根腐れの原因となるため避けましょう。土が乾いたタイミングでタップリと与えます。

3.4 肥料

肥沃でない土壌でも育つため、元肥として植え付け時に緩効性肥料を混ぜておくだけで大丈夫。鉢植えは肥料切れしやすいので、開花期に月1回程度液体肥料を与えましょう。

3.5 支柱立て

コスモスは背丈が高くなるので、風の強い場所では倒れやすくなります。支柱を立てて茎を支えましょう。また先端を摘芯することで株が横に広がり、背丈が伸びるのを抑制できます。

3.6 病害虫

病気はうどんこ病、害虫はアブラムシやヨトウムシなど。風通しが悪いと多発するので、気をつけましょう。発見したら早めに駆除するか、市販の農薬を使用します。

3.7 花ガラ摘み

枯れた花はこまめに摘み取ることで、エネルギーが温存され長く花を楽しめます。また花ガラをそのまま残しておくと、こぼれ種で翌年も自然に開花します。