「満開に咲いたアナベルが倒れてしまった」「アナベルの花が垂れ下がらないようにするにはどうしたらいい?」
今回は、そんな「花がたくさん咲くアナベル」ならではのお悩みを解決します。
アジサイの仲間アナベルは、お手入れも楽で比較的育てやすい低木です。加えて、たくさんの花を咲かせます。ちょっと困ってしまう問題点は、そのたくさん咲く花の重みで枝から倒れてしまうこと。
アナベルを育てて20年になるわが家での対処法は、ごくシンプルですが、簡単にアナベルを倒れにくく育てることができます。その方法を詳しく紹介しますね。
※本記事の情報は執筆時点(2026年6月22日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。
1. 花の重みで倒れてしまうこともあるアジサイの仲間「アナベル」
植え付け2年目のアナベル。花の重さで枝から垂れ下がっています1/8
著者撮影/アナベル
小さなポット苗などからアナベルを育てると、株がしっかり育つのに3年ほどは必要です。それまでの間は、枝が細いこともあり、花の重みに負けて花が垂れ下がったり、枝から倒れたりしてしまうことも。
ひとつめのポイントとして、地植え鉢植えともに、アナベルは日向に置き、規定量の肥料を与えて株を育てることが大事です。
そうして育てていても、花壇や植木鉢に植え付けて、冬越しして2年目を迎えても、アナベルの枝はまだまだ弱く、花の重さに負けてしまうこともあります。
3年目、4年目と年を重ねることで少しずつ株が充実してきて、太い枝が育ってきます。春に新しく出てきた枝から芽吹く新芽にアナベルは花をつけるのですが、この土台の枝がしっかりしているだけで全然違いますよ。
- 参考価格:600円~3000円前後(3.5号ポット苗)
2. わが家の庭で育てている20年目の「アナベル」の根元と剪定のコツ
植え付け20年のアナベルの根元はこんなにしっかり2/8
著者撮影/アナベル
アジサイの仲間アナベルの花は、白からグリーンへ色が変化し、1か月近く美しい姿を楽しめます。この花が終わった後の剪定は、花の下2節目から3節目くらいの箇所を切るだけでOKです。アナベルの株を大きく育てたいなら、位置は気にせず花の部分だけを剪定してください。
また、花後の肥料は与えてもいいですが、それ以上に大切なのは日当たりです。夏から秋の季節に、残した葉が太陽の光を浴びる環境で育てることで、株もしっかり育ってくると思います。日陰では貧弱な株になりやすいので、西日の当たらない、日当たりのいい場所で育てるのがおすすめです。
そうして植え付けてから5年を過ぎてくると、根元の茎がとても強くがっしりしたものになります。
根元がしっかりするので、鉛筆よりも太い枝がしっかりと伸びるので、そこから芽吹くアナベルの花房も倒れにくくなります。
3. 花のついたアナベルの枝を倒れにくく育てる方法
肥料を追加せず花を大きくしないように仕立てたアナベル3/8
著者撮影/アナベル
アナベルを植え付けて3年から5年ほど経過し、株元がしっかりしてきたときに試してほしいのが、「肥料を控えて栽培すること」です。
肥料を与えない理由は、アナベルを「倒れにくくコンパクトに育てること」が目的だからです。
私の経験上、花がたくさんつくようにと肥料をしっかり与えてしまうと、花が大きく育ちすぎて垂れ下がったり、倒れたりすることにつながります。
株がしっかりしてきたアナベルに限りますが、私は花後の秋以降は肥料なしで翌年の初夏の開花を待ちます。真冬に寒肥として肥料を与える必要もないと感じています。
わが家の20年目の「アナベル」は、1年間肥料を与えずに育てることで、コンパクトながらたくさんの花が咲くように仕立てていますよ。
4. 今からできる!アナベルが花の重みで倒れてしまったときの対処法
大きな花を支えきれず倒れやすくなってしまうアナベル4/8
著者撮影/アナベル
花が大きく咲きだすと、その花の重みで倒れそうになっているアナベル。すでに傾きかけているときに、雨まで降ってしまうと、さらに倒れやすくなってしまいます。
そんなときは100円ショップなどで販売されている90センチ程度の支柱を活用してアナベルを支えるといいですよ。周囲四方に支柱を立てて、目立たない場所まで埋め込みます。この支柱に麻ひもを渡すようにして、倒れているアナベルを支えるように括っていきます。
このひと手間だけで、アナベルが雨に打たれても、倒れにくくなりますよ。
設置するときのポイントは、支柱が目立たないようにアナベルの葉っぱに隠れる場所へ差し込むこと。加えて、麻ひもも目立たないようにすると、キレイにまとまります。
5. 20年間「アナベル」を育てた経験を元にした「倒れにくくする方法」
直径150センチのアナベル咲き始め5/8
著者撮影/アナベル
アナベルが倒れにくくなるには、株が充実して枝の太さが鉛筆くらいになるまで育つ必要があります。それまでには時間が必要で、品種にもよりますが、おおよそ3年から5年はかかると思います。
そこまでしっかり育てられたなら、以降は肥料を控えてコンパクトに仕立てることで、アナベルを倒れにくくすることができますよ。花はコンパクトになりますが、それでもアナベルは素敵です。
Instagramでは、今回紹介した対処法を動画で紹介していますので、アナベルの花が大きく育って困っている方は、併せてチェックしてみてくださいね。
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