1.2 平均年金月額が低い都道府県ベスト5

平均年金月額が低い都道府県ベスト5

平均年金月額が低い都道府県ベスト5

出所:厚生労働省年金局 「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに筆者作成

〈平均年金月額が低い都道府県ベスト5〉

  • 1位:青森県 12万2134円
  • 2位:秋田県 12万3060円
  • 3位:宮崎県 12万3237円
  • 4位:沖縄県 12万3459円
  • 5位:山形県 12万4586円

東北地方は平均年金月額が全国的に見て低い傾向にあります。

東北地方には平均年金月額が12万円台の県が複数あります。

なお、平均年金月額が12万円台の都道府県は13(青森県、岩手県、秋田県、山形県、鳥取県、島根県、徳島県、高知県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)あります。

国内における平均年金月額は例年14万円台ですが、エリアによっては14万円を大きく超えたり、大きく下まわったりしています。

ただし、平均年金月額が低いエリアで暮らす人たちは老後の生活水準が低い傾向にあるというわけではありません。

こうしたエリアは大都市圏よりも生活コストが安くおさまる傾向にあるため、生活水準が平均より低くなると懸念する必要は必ずしもないでしょう。

次の章では、老後の生活は約14万円で成り立つのか解説します。