2.2 短期的な下落で売却しない
実際、先ほどの図から理解できる通り、長期投資で積立運用を行なった場合、より効率的に資産を増やすことが可能となります。
このように、積立投資にとって、スタートするタイミングはあまり重要ではありません。
むしろ、投資期間をどれだけ長くできるかが重要なポイントと言えるでしょう。
2024年に新NISAがスタートし、これまで投資に触れたことのなかった方がどんどん市場に参入しています。しかし、相場の乱高下に不安を覚え、ちょっとした値上がりや値下がりで株を手放してしまったという声も少なくありません。
着実に資産を伸ばしていくためには、目先の株価水準や為替レートに左右されることなく、将来的に成長する可能性が高い資産へ少しずつ投資をすることが大切です。
3. まとめ
NISAは、投資で得た利益に税金が発生しない制度のため利用すべき制度であり、資産形成を行うための強い武器となります。
今回ご紹介したように、新NISAでの積立投資は、目先の相場変動に左右されるのではなく、長期的に成長する資産に投資することが鍵となります。
価格が大きく変動したからといってすぐに手放してしまうのではなく、長期的な視野でコツコツと投資することを心がけましょう。
参考資料
中島 翔