2. 収入からどのくらい貯蓄に回している?
30歳代の方は、収入からどのくらいの割合の金額を貯蓄に回しているのでしょうか。金融広報中央委員会の同調査を参考に確認していきましょう。
独身の方は収入の17.0%を、二人以上世帯では14.0%を貯蓄に回しています。
年収が400万円の場合は、独身で年間68万円(月額約5万7000円)、二人以上世帯では56万(月額約4万7000円)になる計算です。
さらに、年収500万円の場合は、独身で年間85万円(月額約7万1000円)、二人以上世帯では70万円(月額約5万9000円)になります。
毎月の貯蓄額をいくらにするか迷っている方は、これらの金額を目安にしても良いでしょう。
3. まとめにかえて
30歳代の金融資産の平均保有額は、独身では中央値が100万円で、二人以上世帯では150万円です。二人以上世帯の方が50万円高くなっています。
しかし、独身・二人以上世帯ともに「金融資産なし」の割合が最も多く、貯蓄に意識が向いていない方が多く見られます。
30歳代はこれから子どもの教育費や住宅購入資金、老後の生活資金などに備える必要があるため、毎月少しずつでも貯蓄を始めることをおすすめします。
参考資料
木内 菜穂子