40歳代に入って老後の生活を考え、新NISAで将来のための資産形成にチャレンジしようと思う方も多いでしょう。
金融庁が2024年7月19日に公表した「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」によると、2024年3月末時点の新NISAの口座開設数は2322万口座を超え、大きく注目されています。
初心者の方がこれから資産形成を進めるなら、新NISAは見逃せない選択肢のひとつになるでしょう。
この記事では40歳の方が65歳になるまでに新NISAで2000万円に到達する場合、毎月いくら積立をすれば良いのか、シミュレーションをした結果について説明します。
1. 新NISAのつみたて投資枠についておさらい
新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠の2つがあり、つみたて投資枠は長期での資産形成を目指す制度です。
- 対象年齢:18歳以上
- 非課税の期間:制限なし
- 年間の投資額:最高120万円
- 非課税で保有できる限度額:最高1800万円
- 売却後の枠の再利用:可能
- 投資対象:投資信託 ※長期積立・分散投資に適すると金融庁が認めた銘柄のみ
- 対象商品の例
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
・iFreeNEXT FANG+インデックス
・iTrustインド株式
新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠の2つがあり、つみたて投資枠は長期での資産形成を目指す制度です。
投資対象となるのは金融庁が長期の資産形成に適していると認定した銘柄のみのため、銘柄選びに迷いがちな投資初心者の方も利用しやすくなっています。
次の章では、想定利回りごとのシミュレーション結果を確認していきましょう。