2024年のオリンピックは、7月26日から8月11日の日程でフランス・パリにて開催されていました。夏休みの時期と重なることから、オリンピックを観戦しにフランスへ、という方もいたかもしれません。
しかし足元では円安が進み、ひと昔前と比べて海外旅行に行きづらくなりました。昨今の物価上昇もあいまって、旅先での負担が大きくなったと感じる人も多いでしょう。
円安や物価高が多くの世帯の家計に影響を与え続けるいま。先の6月21日には岸田首相が低所得世帯や年金生活世帯を対象にした追加給付金の給付を検討すると明言しました。
「年金だけは生活していけない……」そんな不安を抱える令和の年金エイジたちも対象となるこの追加給付金。詳細はまだ明らかではありませんが、今秋をめどに策定とのこと。
働き盛りの現役世代の中にも、「老後の暮らしを年金だけに頼れるものなのか?」と漠然とした疑問を持つ人もいるでしょう。
今回は、令和の年金エイジの収入に関するデータを深掘り。公的年金「だけで」生活する高齢者世帯はどのくらいいるのか、そして実際にどのくらい年金をもらっているのか。厚生労働省の一次資料をもとに、これらの疑問を解消していきたいと思います。