1.1 後悔ポイント1:庭を広くしすぎた

「せっかく建てる家なので広い庭を作ったが、草木の手入れに苦労している」

広い庭があると日あたりや風通しが良くなる、家庭菜園やガーデニング、子供の遊び場などさまざまな用途に利用できるといったメリットがあります。

一方で庭をきれいな状態で維持していくためには、植木の水やりや剪定、雑草取り、枯葉掃除などの作業が必要になります。

庭をお手入れもせずに放置しておくと雑草が生えて美観を損なうだけでなく、害虫の発生や雑草が伸びて防犯上の懸念が生じてしまうことにもなりかねません。

したがって植栽部分以外には防草シートや砂利を敷く、通路部分にはコンクリートやタイル、石の平板などを敷設するといった工夫が必要になります。

またもう少し狭い土地を購入して、余った予算を建築費に充てるという選択肢もあります。

1.2 後悔ポイント2:ルーフバルコニーを設置したこと

「屋上にスカイバルコニー(ルーフバルコニー)を設けたが、屋根がないため週一で掃除しても鳥の糞や蜘蛛の巣など汚れてしまって後悔している」

庭付きの家を建てるためには広い土地が必要になりますが、家の屋上を活用することで敷地面積が狭い場合でも土地を有効活用することができます。

しかし清掃や排水溝などのこまめなメンテナンスが必要になり、小さなお子様がいる場合には落下防止対策を怠らないようにすることが求められます。

また屋上は直射日光を浴びるため、一般的な屋根にするよりも下階の温度が上昇しやすくなるので、断熱対策をしっかりと行っておく必要があります。

1.3 後悔ポイント3:将来のことまで考えて建てればよかった

「将来子供が独立して家を出ていくと家が広すぎるので、将来のことも考慮に入れてプランニングするべきだった」

子供が独立して家を出ていくと、使っていない部屋の掃除や管理に手間がかかるようになります。

したがって新築時には将来のことまで考えた上で、間取り変更のリフォームがしやすい可変性のあるプランにしておくことが大切です。