2024年7月26日、厚生労働省は「令和5年簡易生命表の概況」を公表しました。

過去の結果から、平均寿命はどこまで伸びたのでしょうか。

今回は、平均寿命の推移と、平均寿命が伸びると高まるリスクについて解説します。

記事の後半では、長生きのリスクに備える方法や老後資金の考え方を解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 平均寿命の推移

厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」では、2023年の平均寿命は男性81.09歳、女性は87.14歳でした。

2020年以来、3年ぶりに上昇しています。

【写真全3枚中1枚目】平均寿命の年次推移。2枚目以降では、65歳以上の要介護認定者数などを掲載。

平均寿命の年次推移

出所:厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」

男性と女性の平均寿命の差は、6.05年となりました。

では、平均寿命が伸びるとどのようなリスクが生じるのでしょうか。

平均寿命の伸びにともなうリスクについて解説しましょう。