2. 平均寿命の伸びにともなうリスク
平均寿命の伸びにともなって高まるリスクは、以下の2点です。
- 介護が必要となるリスク
- 老後資金が不足するリスク
それぞれのリスクについて、確認しましょう。
2.1 介護が必要となるリスク
平均寿命が伸びると、介護リスクが高まります。
内閣府が公表している「高齢社会白書」によると、65歳以上の要介護者等数は徐々に増加しています。
要介護者の認定者数は、2011年度は515万人だったのに対して2021年度は676万6000人でした。
10年で161万6000人が増加しています。
年齢別にみた要介護認定者の割合をみると、以下の通りです。
- 65歳以上74歳以下:3.0%
- 75歳以上84歳以下:12.1
- 85歳以上:44.9%
以上から、年齢が高まるほど要介護者として認定される割合が高くなります。
平均寿命が伸びると、介護リスクが増加します。