3. 住民税非課税世帯に高齢者が多いって本当？年代別の一覧表
厚生労働省「令和5年国民生活基礎調査」から、年代別の住民税非課税世帯の割合（全世帯に占める住民税非課税世帯の割合）を見てみましょう。
- 29歳以下：32.7％
- 30歳代：12.0％
- 40歳代：10.0％
- 50歳代：13.6％
- 60歳代：21.7％
- 70歳代：35.9％
- 80歳代：52.5％
- 65歳以上（再掲）：38.1%
- 75歳以上（再掲）：49.1％
住民税非課税世帯は60歳代以上の高齢者が多い傾向があるといえそうです。
住民税非課税世帯全体に占める割合を年齢別に見ると以下の通りです。
- 29歳以下：4.1％
- 30歳代：2.7%
- 40歳代：4.1%
- 50歳代：8.3%
- 60歳代：16.6%
- 70歳代：33.8％
- 80歳代以上：30.4％
70歳代がもっとも多く、全体の33.8％となっています。70歳代以降は収入が年金のみとなる世帯も多く、非課税世帯に該当しやすくなることが背景にあると考えられます。
年金だけで生活できない世帯については、これまでの貯蓄を取り崩して生活することになります。では、70歳代の平均貯蓄額はいくらほどなのでしょうか。次章で見ていきます。
