4. まだ間に合う!新NISAをはじめるには早い段階からがいい理由
なかには「NISAの波に乗り遅れた」「今さら資産運用をしても遅いのでは」と感じている人もいるかもしれません。
しかし、資産運用を始めるのに遅すぎるということはありません。興味を持った時が始め時ともいえるでしょう。
資産運用では、複利の効果というものがあります。これは、投資で儲かった利益を再投資することでお金が雪だるま式に増えていくと期待できる効果を指します。
そうして期待できる複利の効果を大きくするには、大きな元手資金と長い投資期間を確保することが大切です。
元手資金については、人によって異なりますが、投資期間は、少しでも早くNISAを始めれば、より長くすることが可能です。
投資期間が長ければ長いほど、お金を大きく増やすことができるので、ぜひ今すぐにNISAに挑戦してみましょう。
5. 2024年度の途中からでも利用可能
2024年もすでに後半となっていますが、資産運用時に工夫をすれば、2024年の非課税枠を全て使い切ることも可能です。
現在、NISAには、成長投資枠とつみたて投資枠のふたつの区分があります。成長投資枠は年間240万円まで投資が可能、つみたて投資枠は、基本的に月10万円まで年間120万円まで投資が可能です。
成長投資枠は一括投資もできるので、年度の途中でも240万円をすべて投資できます。
また、つみたて投資枠は基本的に月10万円までの投資となっていますが、証券会社のサービスを活用すれば年度の途中でも120万円を投資することができます。
例えば、楽天証券やSBI証券では「ボーナス設定」というサービスがあります。自分で設定した月のみ、毎月の投資額を30万円にするなど、増額することが可能です。
つみたて投資枠を年度途中から始めて、非課税枠を使い切りたい場合、ボーナス設定を行いましょう。
なお、年度の途中から非課税枠を使い切る方法は、証券会社によって異なるケースがあります。
詳しく知りたい方は、自分が口座を開設使用としている証券会社のホームページを調べてみましょう。
6. まとめにかえて
資産運用に高い関心を持ち、2024年からNISAを始めたという人も多いようです。
自分のお金は自分で運用して、大きく育てる時代となりました。
まだNISAにチャレンジしていない人は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひNISA口座を開設するところから始めてみましょう。
7. 参考
下中英恵FP事務所 下中 英恵