2024年から、非課税で投資ができるNISA制度が新しくなりました。早8ヶ月が経過しましたが、利用状況はどうなっているのでしょうか。

非課税で投資ができる期間が無期限となったり、非課税枠が大幅にアップしたりと、より使いやすくなり、今年は大きな話題となっています。

今回の記事では、実際にNISAの利用者数はどのくらい増えているのか、確認していきましょう。また、年度の途中からでもNISAを始める方法を確認していきます。

1. NISAの利用者をチェック!

NISAの利用者数は、金融庁が定期的に公表しています。2024(令和6)年3月末時点のNISA口座数と、NISA口座における買付額は以下の通りとなっています。

1.1 <NISAの利用状況>

  • NISA口座数:2322万7848口座
  • NISA口座における買付額:6兆1791億2751万円

総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和6年1月1日現在)」によると、現在、日本在住の18歳以上の人口1億417万2500人。

単純計算で、NISA口座開設資格のある人口のうち4~5人のうち1人はNISA口座を保有していることになります。

さらに、口座数の推移について確認していきます。同じく金融庁の資料から、旧NISA制度である一般NISAとつみたてNISAからの推移を確認できます。

【写真全2枚中1枚目】NISA関連の利用状況の推移。2枚目では、NISA口座数の推移がわかるグラフを掲載。

NISA関連の利用状況の推移

出所:金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」

次の章で詳しく確認します。