3. 富裕層に学ぶお金との向き合い方

資産の増やし方といってもいろいろな方法がありますが、今回は2つ紹介します。

1つ目は「貯蓄額を固定する」ことです。シンプルな方法ですが、実際にやってみるのは意外と難しくもあります。

有名な貯蓄法に「先取り貯蓄」があります。お金を使う前に、あらかじめ決めた金額を先に貯蓄として確保しておく方法です。

これにより、お金の使い過ぎや固定費の把握などたくさんのメリットがあります。

また、給料が増えたら貯蓄額も比例して増やしていくことで、将来にわたって有効的に貯めていくことができるでしょう。

2つ目は「資産運用を取り入れる」ことです。よく「お金に働いてもらう」という言い方もされますが、現在の日本は低金利であることから「預金」だけではお金を増やしていくことは困難です。

そこで、資産運用を取り入れ効率よく増やしていくことも、選択肢のひとつだといえます。

しかし資産運用は預金とは違って、基本的に元本の保証がなくリスクを伴うものです。

安易に話題の運用方法だけを取り入れるのではなく自分のリスク許容度にあった最適な運用を活用し、上手にリスクと付き合っていくことが大切です。

4. まとめにかえて

現在、富裕層は日本に約148万世帯も存在することがわかりました。

物価上昇や光熱費で家計を圧迫する身とすると、うらやましいと感じる方も多いかもしれません。

富裕層の仲間入りを果たす理由はさまざまで、事業の成功や株での成功、相続や贈与による影響も大きいものです。彼らは外食や不動産投資などに積極的にお金を使い、経済活動を支えています。

また、無計画に豪遊するのではなく金融商品や税制に関する勉強を怠りません。

いきなり「富裕層」を目指すのは難しいとはいえ、彼らの資産管理方法や消費傾向を学ぶことで、自身の資産を効率的に増やすヒントを得られるかもしれません。

賢いお金の使い方や守り方について、一度考えてみましょう。

参考資料

奥田 朝